君に”ありがとう”


数え切れないほどの過去の失敗や後悔、悲しい記憶。
何度も振り返ってしまう 。

過去を振り返ればそこに、道があるけれど、

引き返せる道ではなかった。

この足が踏み出せる道は、未来にしかない、
どんなに振り返っても、そこに答えなどないこと、
分かってはいたんだけど…


それでも、止まっていた時間が再び動き出す。

あんたのバカなとことか、
正直、たまに鬱陶しいと思う位の騒々しさとか、
でも、どうしてか私の心を見透かしてしまうとことか、

あんたのその全てが、

私を

ドアの外へ連れ出すんだ。


私を

暗闇から救い出すんだ。



だから、
心の隅で、小さくだけど確かに

”ありがとう”



END


主人公ペアも大好きです。


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